50歳・サラリーマン・4人家族の筆者は、2020年4月からインデックス投資を始めて6年4か月になります。かつてFXで100万円を失い、長らく「現金がいちばん安心」という考え方でした。現在の総資産は4,490万円、そのうち投資に回っているのは1,367万円で、投資比率は約30.5%です。この記事では、現金信者だった筆者がインデックス投資を始めた経緯、投資比率を75%まで引き上げるという目標、そして60歳でのセミFIREに向けて今どこまで来ているのかを、失敗談も含めて公開します。
👤 筆者の体験・属性
この記事はインデックス投資を6年以上実践している筆者自身の経験をもとに書いています。
【属性・実績】50歳・サラリーマン・4人家族/投資期間:2020年4月〜現在(6年4か月)/総資産4,490万円・投資資産1,367万円/目標:60歳でのセミFIRE
📌 この記事でわかること
- FXで100万円を失い「投資恐怖症」だった筆者が、インデックス投資に踏み出した理由
- 総資産4,490万円・投資比率30.5%の内訳と、投資比率75%を目指す理由
- 現金を投資に回す際に実際にやっている方法と、そこに至るまでの失敗談
- 25倍ルールで試算する、60歳でのセミFIRE達成に必要な資産額と現状のギャップ
きっかけ・背景
筆者が投資に本格的に向き合ったきっかけは、50歳を目前にして「このままの現金比率では老後資金が足りない」と気づいたことでした。それ以前にFXで100万円を失った経験があり、投資そのものに強い抵抗感を持っていました。会社員として4人家族を養う中で、退職金や年金だけに頼るのは不安が大きく、2020年4月、思い切ってインデックス投資を始めることにしました。同じくFXで100万円を失った経験からインデックス投資に切り替え、資産4,400万円を築いた体験談も参考になります。
Before:投資を始める前の状態
投資を始める前の筆者は、典型的な「現金信者」でした。過去にFXで100万円を失った経験がトラウマになり、投資と名の付くものにはずっと距離を置いていました。給料も貯蓄もほぼすべて預金に置いたままで、投資比率は実質ゼロ。振り返ると、この期間はインフレや資産形成の機会を逃していたとも言えます。「投資は怖いもの」という思い込みだけで、何年も行動できなかったのが正直なところです。
Before
現金信者(投資比率ほぼ0%)
After
投資比率30.5%(1,367万円)
実際にやったこと
2020年4月、まずはインデックスファンドの積立設定から始めました。以降やってきたことを時系列でまとめます。
- 2020年4月:インデックス投資をスタート。オルカン・S&P500など王道の指数連動ファンドを中心に積立を開始
- 2020年〜現在:複数の証券口座・企業型DC・iDeCoで積立を継続し、投資資産を1,367万円まで積み上げ
- 現在進行中:預金に眠らせていた現金を、一括ではなく段階的に投資へ移す形で少しずつ投資比率を引き上げている(まとまった資金の一括投資のリスクについては、退職金のNISA一括投資は危険?暴落タイミング別シミュレーターで検証も参考になります)
総資産4,490万円のうち投資資産は1,367万円、現金など投資以外の資産は3,123万円です。ここから投資比率を75%まで引き上げるには、総資産が変わらない前提であと約2,000万円を投資に回す必要があると試算しています。
変化した4つのこと
投資資産が0円から1,367万円に増加
2020年4月時点でほぼゼロだった投資資産は、6年4か月の積立を経て1,367万円まで積み上がりました。
投資比率が0%から30.5%に上昇
総資産4,490万円に対する投資比率は、投資を始める前の実質0%から、現在は30.5%まで上昇しています。
総資産が4,490万円まで成長
投資資産だけでなく貯蓄も含めた総資産は4,490万円に到達し、投資と現金の両輪で資産全体が育っている状態です。
投資への心理的な抵抗が薄れた
FXの失敗からずっと投資を避けてきましたが、インデックス投資を続けるうちに「まとまった現金を段階的に投資へ回す」という判断が自然にできるようになりました。
💡 体験してわかったこと
過去の失敗そのものより、その失敗をきっかけに「投資=怖いもの」と決めつけて行動を止めてしまうことの方が、資産形成にとってはずっと大きな機会損失でした。
失敗した点・苦労した点
体験談として正直に書くと、最大の失敗は投資を始める前のFXで100万円を失ったことです。短期売買で大きく損をした経験は、その後何年も投資そのものへの恐怖として残りました。本来もっと早くインデックス投資を始められたはずの期間を、恐怖心だけで棒に振ってしまったのは今でも反省しています。今も現金を投資に回す際は「またあの失敗を繰り返すのでは」という不安がゼロになったわけではなく、段階的にしか動かせていないのが正直な現状です。
FIREに向けた考え方(25倍ルールで試算)
FIREの目安としてよく使われるのが「年間生活費の25倍の資産があれば、資産運用の取り崩し(年4%)だけで生活費をまかなえる」という25倍ルール(4%ルール)です。筆者の場合、生活費は月25万円=年間300万円が目安なので、完全にリタイアする「フルFIRE」を目指す場合の必要資産は300万円×25倍で7,500万円という計算になります。
ただし筆者が目指しているのは、完全リタイアではなく仕事を続けながら資産運用も並行させる「セミFIRE」です。仮に生活費の半分を給与収入でまかない、残り半分(年150万円)を資産からの取り崩しでカバーすると仮定すると、必要な資産は150万円×25倍で3,750万円まで下がります。現在の投資資産は1,367万円なので、このセミFIREの目安まではあと約2,383万円の差があります。
投資比率を75%まで引き上げると、総資産4,490万円のままでも投資資産は約3,368万円まで増える計算になり、セミFIREの目安3,750万円まであと約382万円まで近づきます。投資比率を上げること自体が、そのままセミFIREへの近道になると分かったのは、この試算をして初めて気づいたことでした。60歳まで残り10年、まずは投資比率75%の達成を当面の目標に据えています。年金・退職金も含めた50代ならではのFIRE計算については、50代のFIREは現実的?年金・退職金込みでFIRE可能年齢を判定するシミュレーターで詳しく解説しています。
💡 体験してわかったこと
「投資比率を上げる」ことと「FIREに近づく」ことは、思っていた以上に直結していました。数字で試算して初めて、投資比率75%という目標がセミFIREへの現実的な通過点だと見えてきました。
こんな人におすすめ/向かない人
おすすめな人:過去の投資の失敗がトラウマになって行動できずにいる人、現金比率が高いまま資産形成が進んでいないと感じている人、完全リタイアではなく仕事を続けながらセミFIREを目指したい人。
向かない人:短期間で大きなリターンを狙いたい人、現金重視の方針を崩したくない人、早期の完全リタイア(フルFIRE)を数年単位で急ぎたい人には、この記事のやり方は合わないと思います。完全リタイアではなく老後資金だけを先に確保する「コーストFIRE」という選択肢については、コーストFIREとは?仕組み・必要額・始め方を40代目線でまとめた完全ガイドもあわせてどうぞ。
よくある質問
Q1. なぜ投資比率を75%まで引き上げたいのですか?
A. 現金比率が約70%と高く、物価上昇や老後資金を考えると現金だけでは資産が目減りするリスクがあると感じたためです。
Q2. FXとインデックス投資は何が違うのですか?
A. 筆者が失敗したFXは短期の値動きを狙う取引でしたが、インデックス投資は指数に連動する形で長期・積立・分散を前提にしている点が大きく異なります。
Q3. 現金をどうやって投資に回していますか?
A. 一括ではなく、現金を段階的に投資に回す形を取っています。まとまった額を一度に投じるのではなく、時間を分けることで心理的な負担を減らしています。
Q4. 投資比率75%達成の目標時期は?
A. 現時点で明確な期限は決めておらず、無理のない範囲で段階的に投資比率を引き上げていく方針です。
Q5. 過去のFX失敗がまたトラウマになりませんか?
A. 完全になくなったわけではありませんが、インデックス投資は短期の値動きに一喜一憂する必要がない分、以前より落ち着いて向き合えています。
Q6. セミFIREに必要な資産額はどうやって計算しましたか?
A. 年間生活費(300万円)に25をかける「25倍ルール」を使い、生活費の半分を給与収入でまかなう前提で試算すると、必要資産の目安は3,750万円になります。
Q7. 60歳までにセミFIREは達成できそうですか?
A. 現時点では投資資産1,367万円に対し目安まで約2,383万円の差があり、正直まだ道半ばです。投資比率を上げることと資産全体を増やすことの両方が必要だと考えています。
まとめ
50歳・4人家族の会社員である筆者は、FXで100万円を失った過去から投資を避けてきましたが、2020年4月からインデックス投資を始め、6年4か月で投資資産1,367万円・投資比率30.5%まで築きました。ここから現金を段階的に投資へ回して投資比率75%を目指しています。25倍ルールで試算すると、投資比率75%まで到達すれば60歳でのセミFIRE(目安3,750万円)にあと一歩まで近づけることが分かり、投資比率を上げること自体が今の最優先課題になりました。過去の失敗を引きずるより、そこから何を学んで次にどう動くかの方が大事だと感じています。同じ50歳・4人家族という属性で、固定費の見直しと積立投資を10年続けて資産4,400万円を築いた体験談もあわせてご覧ください。
【免責事項】本記事は筆者個人の体験に基づく内容です。結果を保証するものではなく、実際の効果は個人の状況により異なります。個別の判断が必要な場合は専門家にご相談ください。


