「口下手で仕事が辛い…」そんな思いを抱え続けていた40代の私。会議や朝礼で言葉が詰まり、評価にも影響し、家計や気持ちにまで負担を感じていました。この記事では、そんな状況をどう工夫して抜け出したのか、実体験をベースにお伝えします。さらに、浮いたお金をどう資産形成につなげたかも共有します。
当時の状況と悩み
私は昔から口下手で、人前で話すのが苦手でした。若い頃は「聞き役」として済んでいたのですが、40代になると役職がつき、部下や後輩の前で説明や報告をする機会が増えました。
特に辛かったのは毎週月曜の朝礼。わずか10人ほどの前で「今週の目標」を1分話すだけなのに、声が震え、言葉が出てこず、終わったあとは冷や汗でワイシャツがびっしょり。緊張のあまり夜も眠れない日が増え、週に2〜3回は午前3時に目が覚めてしまうこともありました。
その結果、日中の集中力は落ち、ちょっとしたミスで「やっぱり説明が下手だな」と同僚から言われることもありました。家に帰ると疲れ切っていて、子どもに「パパ遊ぼう」と言われても、気のない返事しかできない自分に落ち込みました。
さらにストレスからか、帰り道でコンビニに寄ってつい無駄な買い物をしてしまう習慣がつきました。アイスやスナック菓子、ついでに雑誌も買ってしまい、月に1万円以上の出費増。口下手な性格が仕事のストレスになり、結果的に健康にも家計にも悪影響を与えていたのです。
私がやったこと
そんな状況を放置していたら、精神的にも経済的にも限界がくると感じました。一気に克服は無理でも、「小さな行動ならできるかもしれない」と思い立ち、いくつか試したことがあります。
行動1:話す内容を「3行メモ」に落とす
まず実践したのが「準備の習慣化」です。会議や朝礼の前に必ずA6サイズのメモ帳に「結論・理由・補足」の3行だけ書くようにしました。例えば「今週は顧客対応を優先→トラブル防止のため→チーム全員で共有」という感じです。
これをポケットに忍ばせておくだけで「最悪でも読み上げればなんとかなる」という安心感が生まれ、緊張は完全になくならなくても少し和らぎました。実際に部下から「今日はわかりやすかったです」と言われたときは、自分でも驚きました。
行動2:半休をとって心をリセットする
次に始めたのが「半休リセット」。月に一度だけ、金曜の午後に半休をとり、カフェでひとり時間を過ごすようにしました。最初は罪悪感があったのですが、思い切ってやってみると、心が軽くなり、家族と週末を楽しむ余裕も生まれました。
意外だったのは、この「小さな休み」が仕事にも好影響を与えたことです。月曜の朝も「休んだから大丈夫」と思えるだけで緊張が少し減り、ミスも減っていきました。
行動3:固定費を見直して気持ちの余裕を確保
口下手をすぐに直すのは難しい。でも「お金の不安」を減らすことはできると思い、通信費を見直しました。大手キャリアから格安SIMに変更したことで、月々約5,000円の節約に成功。そのお金を「自分の成長費用」と決めて、話し方に関する本やオンライン講座に投資しました。
さらに、保険の内容も見直し、不要な特約を外して年間2万円ほど浮きました。これにより「いざとなっても大丈夫」という安心感が生まれ、心の余裕につながったのです。
そこで得た気づき(マインドの変化)
以前の私は「話が下手=自分はダメ」と思い込んでいました。しかし実際には「準備不足」と「人と比べすぎ」が原因でした。人前で上手に話せなくても、事前に整理しておけば必要なことは伝わりますし、相手は完璧なスピーチを求めているわけではありません。
また、「上手に話す」より「誠実に伝える」ことを意識すると気が楽になりました。言葉が多少つっかえても、相手が理解してくれれば十分。その考え方に切り替えてから、プレッシャーが大幅に減りました。
さらに、「自分だけが辛い」と思っていたのも錯覚でした。意外と周りも緊張していて、それを上手に隠しているだけだと気づいたのです。「比較しない」工夫が、自分を救いました。
節約と資産形成につなげた話
通信費や保険を見直した結果、毎月7,000円以上が浮きました。加えてコンビニでの無駄買いも減らし、月1万2,000円を資産形成に回すことにしました。
内訳は「積立NISA」に8,000円、「DC年金」に3,000円、「仮想通貨の少額積立」に1,000円。金額は大きくないですが、毎月コツコツ続けることで「自分はただ苦しんでいるだけじゃなく、未来につながる行動をしている」という実感を持てました。
もちろん投資にはリスクがあるので、公式情報を確認しながら慎重に進めています。ただ、「ストレス対策で得られた余裕を資産形成に変える」という流れは、自分にとって大きなモチベーションになっています。
チェックリスト:今日からできる一歩
- 会議や朝礼前に「3行メモ」を用意する
- 月に1度は半休をとって心をリセットする
- 通信費や保険など固定費を見直す
- コンビニ買いを1週間やめてみる
- 浮いたお金を自動積立に設定する
- 「上手さ」より「誠実さ」を意識して話す
- 自分のリセット習慣を1つ作る(散歩・読書など)
まとめ
口下手だから仕事が辛い――これは私だけの悩みではありませんでした。実際、多くの人が似たような不安を抱えています。大切なのは「いきなり克服しようとしないこと」。小さな準備や習慣を積み重ねることで、少しずつ自信が生まれます。
そして、浮いたお金を未来の資産形成につなげると、「今の辛さをただ我慢するだけ」ではなく、「未来の自分を助ける行動」に変わります。読者の皆さんの状況は私とは違うかもしれませんが、きっとできる工夫がひとつはあるはずです。焦らず、自分に合った一歩を見つけてみてください。
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