総合評価とプロポーザルの違い|3秒判定・比較一覧・勝ち筋テンプレまで(公告の読み方付き)
総合評価とプロポーザルの違いは、①価格点が入るか ②落札で決まるか、予定者選定後に協議するかです。結論から言うと、総合評価は「価格点ありで総合点→落札者決定」、プロポーザルは「提案評価→契約予定者→協議→見積→契約」になりやすい方式です。迷ったら、公告・実施要領の①価格点 ②契約予定者(優先交渉) ③協議の3点で確定できます。
30秒で結論:総合評価は「評価(技術等)+価格点」で落札者を決める入札。プロポーザルは提案で契約予定者(優先交渉)を選び、協議を経て契約に進むケースが多い。方式名だけで判断せず、公告・実施要領・審査基準(配点一覧)で確定させるのが安全です。
3秒判定(まずここだけ)
- 価格点(入札価格の評価)が明記 → 総合評価の可能性が高い
- 「契約予定者」「優先交渉」などの言い回し → プロポの可能性が高い
- 「協議」「見積書の徴取」「価格交渉」 → プロポ寄り(実施要領で確定)
- 30秒比較:総合評価 vs プロポーザル
- まず用語を揃える:総合評価/総合評価落札方式/プロポーザル
- 3秒で見分ける:方式判定のチェックポイント(価格点/契約予定者/協議)
- Yes/No判断チャート:あなたの案件はどっち?
- 仕組みの違い①:価格の扱い(誤解が一番多い)
- 仕組みの違い②:契約までの流れ(落札型 vs 協議型)
- 方式の選び分け:どんな案件がどちらになりやすいか
- 勝ち筋が変わる:方式別に“点の取り方”を変える
- (テンプレ)章立て:総合評価/プロポーザル
- 方式別:落ちる原因チェック(まずここを潰す)
- 公告・実施要領の読み取りチェックリスト(20項目)
- 配点一覧の読み方:同じ内容でも点が伸びる“並べ替え”のコツ
- よくある誤解(ここで判断ミスが起きる)
- よくある質問(FAQ)
- まとめ:迷ったらこの3点だけ確認(価格点/契約予定者/協議)
- 参考一次情報(URLが分かる形)
30秒比較:総合評価 vs プロポーザル
僕は自治体案件では、まずこの比較一覧で価格点と手続の違いを押さえ、勝ち筋を決めます。
| 比較軸 | 総合評価(総合評価落札方式) | プロポーザル(公募型企画競争等) |
|---|---|---|
| 地方自治法上の位置づけ | 一般競争入札(の枠内) | 随意契約(の一形態として運用されることが多い) |
| 決め方 | 価格の評価+価格以外(技術・提案等)の評価=総合点で落札者決定 | 提案(企画内容・遂行能力等)を評価し契約予定者(優先交渉)を決定 |
| 価格の扱い | 価格点が評価に入る(比率は案件次第) | 提案重視。ただし協議・見積提出が入る運用がある(要領で確認) |
| 契約までの流れ | 評価→落札者決定→契約 | 提案評価→契約予定者→契約内容の協議→見積徴取→契約 |
| 向く業務(目安) | 仕様が比較的固い/価格比較も必要 | 仕様を決め切れない/工夫と再現性が重要 |
条文レベルで整理したいなら、e-Gov法令検索(地方自治法)で「契約」の枠組みを一度見ておくと、用語のブレに振り回されにくいです。詳しくはe-Gov法令検索の公式サイトも参照してください。
方式名が似ているせいで迷うのは普通で、まずは「価格点・予定者・協議」の3語だけ拾えば判断ミスが一気に減ります。
※用語や手続の呼び方は自治体・案件で差があります。最終判断は公告・実施要領・審査基準(配点一覧)で行ってください。
まず用語を揃える:総合評価/総合評価落札方式/プロポーザル
呼び方が揺れるので、僕は最初に定義だけ揃えて、読む資料の優先順位を固定します。
- 総合評価(総合評価落札方式):価格点と、価格以外(技術・提案・実施体制等)を点数化し、合算で落札者を決める方式。
- プロポーザル(公募型企画競争等):企画内容や業務遂行能力を評価して契約予定者(優先交渉)を選び、協議を経て契約に進む方式。
※自治体によって「公募型企画競争」「プロポーザル方式」「企画提案方式」など呼称が揺れます。記事内では、価格点の有無と契約予定者・協議の有無で判定します。
3秒で見分ける:方式判定のチェックポイント(価格点/契約予定者/協議)
総合評価とプロポーザルの違いは、公告・要領の単語3つでほぼ確定できます。僕はここだけ拾って参加判断します。
- 価格点:入札価格が点数化され、総合点に入るか?(入札書提出・価格点算出があるか)
- 契約予定者(優先交渉):評価の結果として「落札者」ではなく「契約予定者」「優先交渉者」と書かれているか?
- 協議・見積:契約内容の協議、見積書の徴取、価格交渉などの記載があるか?
Yes/No判断チャート:あなたの案件はどっち?
僕は思い込みで進めて手戻りしたので、チャートで先に確定させます。
判定チャート(公告・実施要領を見ながら)
- Q1:「価格点」または「入札価格の評価(点数化)」がある → 総合評価の可能性大
- Q2:「契約予定者」「優先交渉」等の言い回しがある → プロポの可能性大
- Q3:「協議」「見積徴取」「価格交渉」がある → プロポ寄り(要領で確定)
- Q4:どれも曖昧 → 価格のみ入札/指名/随意(別方式)の可能性。評価基準・手続フローで再確認
仕組みの違い①:価格の扱い(誤解が一番多い)
僕は価格の扱いを読み違えて手戻りしたので、ここは最優先で確定します。
総合評価:価格点が合算される
僕の経験上、結論は配点(比率)次第です。確認は審査基準(配点一覧)で、価格点の計算式まで見ます。
プロポ:提案重視でも、協議・見積が入る運用がある
僕の経験上、結論は「プロポでも協議→見積→契約があり得る」です。断定せず要領のフローで確定してください。用語の整理は内閣府の調達情報(公募・企画競争に関する公告)を見ると掴みやすいです。詳しくは内閣府の公式サイトも参照してください。
仕組みの違い②:契約までの流れ(落札型 vs 協議型)
僕は総合評価は落札まで、プロポは予定者後の協議まで見て段取りします。
テキスト図解:総合評価(落札型)
僕の経験では、総合評価は手続が比較的シンプルです。
- 公告・入札説明書・仕様書
- 技術等の評価(審査会)+入札価格の評価(価格点)
- 総合点で落札者決定
- 契約(原則、落札条件に基づく)
テキスト図解:プロポ(協議型)
僕の経験では、プロポは協議が入る分、段取りが増えます。
- 公募・実施要領(参加資格・提出物・評価基準)
- 企画提案書等の評価(書面+ヒアリング)
- 契約予定者(優先交渉)決定
- 契約内容の協議(範囲・前提・体制・条件のすり合わせ)
- 見積書の徴取
- 契約
方式の選び分け:どんな案件がどちらになりやすいか
傾向だけ知っておくと初動が速いです。僕は案件の性格を仮置きし、最後は要領と配点一覧で確定します。
- 総合評価寄り:仕様・成果物が比較的固く、価格比較も必要な業務
- プロポ寄り:仕様を決め切れず、提案の工夫や運用設計・再現性が重要な業務
※ここは断定せず「目安」です。最終判断は公告・実施要領・配点一覧で確定させてください。
勝ち筋が変わる:方式別に“点の取り方”を変える
勝ち筋の差は、「良いことを書く」ではなく採点の構造に合わせて「書く順番」と「根拠」を固定することで決まります。
結論:点を伸ばす最短手は「文章力」ではなく、配点の高い順に章立てを並べ替え、加点を取り切ることです。
総合評価の勝ち筋:配点一覧どおりに“加点を取り切る”
僕は配点一覧を見たら、まず上位3項目に時間を寄せます。
- 配点上位3項目を本文の中心にする(ここを厚く書く)
- 各項目は結論→根拠→再現性の3点セットで書く
- 最後に要求要件の適合チェック(要件×対応箇所)で漏れをゼロにする
評価項目に合わせて根拠を書く型は、社内評価でも効きます。書き方の型はコンピテンシー自己評価の例文集(評価が通る書き方の型)がそのまま転用できます。
プロポの勝ち筋:課題設定→方法論→再現性(工程・品質・リスク)
プロポは「独自性」よりも、やり切れる説明が評価されます。僕は工程・品質・リスクを先出しするようにして安定しました。
- 独自性より実装できる説明(誰が・いつ・何を・どうやって)
- 体制(役割・稼働・代替)を明確化して安心感を作る
- リスクと代替案(遅延・品質・情報管理)を先に潰す
プレゼンで崩れたときの立て直しは評価面談で落ち込むときの質問テンプレと立て直し手順の考え方がそのまま使えます。
配点上位に合わせて章立てを変えるだけで、同じ内容でも評価がブレにくくなり、次回は+10点を狙う設計ができます。
(テンプレ)章立て:総合評価/プロポーザル
僕は章立てを固定して、提出直前の手戻りを減らしています。
総合評価:章立てテンプレ
僕はこの順に固定し、各章で「結論→根拠→再現性」を1セットだけ入れると減点が減ります。
- 結論(最重要評価項目3つに絞って先出し)
- 実施体制(責任者・担当・稼働・代替体制)
- 実施計画(工程・マイルストーン・レビュー)
- 品質管理(成果物の定義・検査・受入)
- リスク管理(遅延・品質・情報管理の代替案)
- 要求要件の適合チェック(要件×対応箇所)
- 加点の取り切りリスト(加点条件→根拠→記載場所)
プロポ:章立てテンプレ
僕は協議まで見据えて、除外事項と前提条件を先に書くようにしています。
- 課題定義(発注者の困りごとを1文で)
- 提案コンセプト(何をどう変えるか)
- 方法論(3本に固定:例)標準化/KPI/改善運用
- 実施体制(役割・稼働・意思決定ライン・代替体制)
- 工程計画(マイルストーン・レビュー)
- 品質・情報管理(ルール・監査・再発防止)
- 協議・見積の前提条件(範囲・想定・除外事項)
プロポは除外事項を先に書くと、協議で揉めにくくなります。
方式別:落ちる原因チェック(まずここを潰す)
僕は内容より「事故」で落ちるのを見てきたので、提出要件の抜けを先に潰します。
総合評価で落ちる典型 5つ
- 配点の高い順に書けていない(点が伸びる順序になっていない)
- 要求要件の適合チェックがない(満たしていても伝わらず減点)
- 加点項目の書き漏れ(根拠不足で取り切れない)
- 体制・実績が弱いのに補強策がない(代替体制・支援体制が不明)
- 提出要件・様式・期限で事故(内容以前に失格)
プロポで落ちる典型 5つ
- 課題設定がズレる(発注者の困りごとを言語化できていない)
- 方法論が抽象的(再現性がない)
- 体制が曖昧(役割・稼働・意思決定が見えない)
- リスクと代替案がない(炎上時の手当が見えない)
- 協議の前提が雑(範囲・条件・見積の考え方が不明)
公告・実施要領の読み取りチェックリスト(20項目)
僕は要領を1回通し読みして、重要な行だけハイライトします。最初は上位6項目だけでも参加判断の精度が上がります。
- 方式の確定(価格点/契約予定者/協議の記載)
- 参加資格(業種・実績・資格・配置要件)
- 提出物(様式・部数・電子/紙・ファイル形式)
- 提出期限(時間・提出先・持参/郵送/電子)
- 質問受付・回答公開(締切・方法)
- 評価項目と配点(最重要3項目はどれか)
- 加点条件(何を書けば加点されるか)
- 最低基準(足切り条件の有無)
- ヒアリング有無(持ち時間・資料制限)
- 審査会の構成(外部有識者の有無等)
- 契約までの流れ(落札/予定者→協議→見積)
- 上限額・予定価格の扱い(記載の有無)
- 再委託の制限(割合・承認要件)
- 成果物・検収条件(納品物、検査、受入)
- 品質・情報管理(個人情報・ISMS等の要件)
- 損害賠償・保険(必要なら)
- 契約不調時(次点交渉の有無)
- 結果公開(評価点、理由、公開範囲)
- 支払条件(出来高・検収後など)
- 禁止事項(虚偽記載、営業行為など)
質問するときは「価格点の扱い」と「協議の有無」だけに絞ると、往復が減ります。言い回しの型は残業を断る理由と角が立たない伝え方テンプレの考え方が応用できます。
要領は全部読もうとすると止まるので、まずは上位6項目だけ拾って段取りを決めると、初動が30分で終わります。
配点一覧の読み方:同じ内容でも点が伸びる“並べ替え”のコツ
僕は配点順に並べ替えた瞬間、評価が安定しました。
- 配点を%換算して重要度を固定する(例:30%の項目が最重要章)
- 配点が大きい順にH2を並べ替える(=採点者が探しやすい構成)
- 各項目は結論→根拠→再現性の3点セットで書く
- 加点は一覧で管理して取り切る(書き漏れ防止)
- 最後に適合チェックで漏れゼロにする
「探しやすい資料」は社内評価でも効きます。評価を落としにくい立ち回りは出世に興味がない優秀な人の評価と年収を落とさない立ち回りで整理しています。
総合評価の実務感を掴むなら、国土交通省の入札・契約関係(総合評価落札方式の資料)も参考になります。詳しくは国土交通省の公式サイトも参照してください。
よくある誤解(ここで判断ミスが起きる)
僕は「言葉」より「手続」を見ないことで判断ミスが起きると感じています。
- 誤解1:プロポは価格を見ない → 見積・協議が入る運用があるため、要領で確認
- 誤解2:総合評価は提案が良ければ高くても勝てる → 配点次第(価格点の比重を確認)
- 誤解3:方式名だけ見ればOK → 審査基準(配点一覧)が最優先
よくある質問(FAQ)
僕の現場でよく聞かれる質問を7つに絞りました。
Q1. 「総合評価」と「プロポーザル」はどっちが有利ですか?
A. 僕は有利不利ではなく、評価の構造が違うと考えます。方式を確定し、配点上位3項目から書けばOKです。
Q2. プロポは落札ではないのに、なぜ「見積」が必要ですか?
A. 僕は予定者決定後に協議して条件を確定するため、見積を取る運用があるからだと捉えています。
Q3. 方式が分かりません。最短でどこを見ればいい?
A. 僕は①価格点 ②契約予定者(優先交渉) ③協議の3点を探します。見つからなければ、要領の手続フローで確定します。
Q4. 配点一覧がない(見当たらない)場合は?
A. 僕は要領の別紙や審査要領を探します。無い場合は評価観点から上位3項目を推定し、章立てを固定します。
Q5. ヒアリング(プレゼン)で落ちます。何を直すべき?
A. 僕は抽象を捨てて「誰が・いつ・何を・どうやって」に戻します。体制(稼働)とリスク代替案を先に出すと安定します。
Q6. 総合評価の提案書は、どれくらい書けばいい?
A. 僕は分量より配点上位を厚くを優先します。上位3項目は根拠と再現性まで、下位は要点だけで十分です。
Q7. 参考にできる一次情報はどこ?
A. 僕は最優先は案件の公告・実施要領・審査基準(配点一覧)だと考えています。制度整理は本文中の公式資料リンクを起点に当てはめてください。
まとめ:迷ったらこの3点だけ確認(価格点/契約予定者/協議)
最後に、総合評価とプロポーザルの違いで迷ったときの最短ルートだけ残します。僕はここをメモして、募集開始当日に参加判断まで進めます。
最速で確認するチェックリスト(5〜7項目)
- 方式確定:価格点の有無(点数化の有無)
- 方式確定:文言が「落札者」か「予定者(優先交渉)」か
- 方式確定:協議・見積の記載があるか
- 勝ち筋:上位3項目に章立てを寄せる
- 加点:加点条件の書き漏れを潰す
- 事故防止:提出要件(様式・形式・期限)を潰す
迷ったら「価格点・予定者・協議」の3点を確認し、配点上位3項目にだけ時間を投下すると、勝率が一段上がります。
参考一次情報(URLが分かる形)
僕はまず「公告・実施要領・配点一覧」を一次情報として当たります。制度整理は本文中の公式資料リンク(e-Gov/国土交通省/内閣府)を参照してください。



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