「ワンオペで仕事が辛い…」40代の私は、そんな日々に押しつぶされそうになっていました。すべてを一人で抱え込み、体も心も限界。この記事では、当時のリアルな体験をもとに、どうやって少しずつ状況を改善したのか、小さな行動と考え方の変化を具体的に紹介します。また、その結果得られた余裕をどう節約や資産形成につなげていったかもあわせてお伝えします。
当時の状況と悩み
私が「ワンオペで辛い」と強く感じ始めたのは、40歳を過ぎた頃です。仕事は営業職で、月の残業時間は平均60時間。帰宅は連日22時以降、食事はコンビニ弁当か外食がほとんどでした。気づけば月の食費は一人暮らしにも関わらず6万〜7万円に達していました。
さらに、慢性的な睡眠不足。平日は平均5時間ほどしか眠れず、週末は寝溜めしようとして昼まで布団から出られないこともしばしば。そのせいで頭は常にぼんやり、体調も崩しやすくなり、健康診断では血圧や中性脂肪に「要注意」と赤字が並ぶようになっていました。
孤独感も大きな問題でした。周囲に相談できず、「誰にも頼れない、全部自分でやるしかない」と思い込んでいました。心がすり減ると仕事の効率も悪くなり、また残業が増える。まさに負のスパイラルに陥っていたのです。
私がやったこと
状況を変えたいと思っても、大きな決断や劇的な変化は現実的ではありませんでした。だからこそ「小さな一歩」を意識しました。続けられる工夫を積み重ねることで、徐々にですが息苦しさが和らいでいきました。
行動1:半休を活用して生活を整える
思い切って平日に有給を「半日」だけ取得するようにしました。午前中に銀行や役所の用事を済ませ、午後は昼寝や読書で過ごす。このたった半日の余裕が、驚くほど大きなリセット効果を生みました。翌日の集中力や気分がまるで違うのです。
以前は「休むと迷惑をかける」と思い込んでいましたが、実際は休んだほうが効率も成果も上がる。自分を整えることが仕事に直結するのだと気づきました。
行動2:固定費を削減する
疲れていると「お金の見直しなんて面倒だ」と後回しにしがちでした。でも、一度腰を据えて見直すと効果は絶大でした。スマホを大手キャリアから格安SIMに変えたことで、月9,000円近く払っていた通信費が4,000円台に。年間で約6万円の節約です。
さらに生命保険も、不要な特約を外しただけで年間5万円のコスト削減。合計で10万円以上の固定費をカットできました。毎月の出費が減ると「収入が増えた」のと同じ感覚になり、心の余裕にもつながりました。
行動3:食事の外注と自炊のバランスを取る
完全自炊は続きませんでしたが、「週2回は作り置きをして弁当にする」というルールを設けました。外食は昼だけに制限し、夜は作り置きを活用。結果、食費は月6万円台から4万5千円程度に抑えられました。
体調にも変化が出ました。塩分や油分を控えた食事に変わったことで、翌朝の目覚めが楽になり、日中の集中力が戻ってきたのです。ワンオペで辛い状況こそ、食事の工夫が効くのだと実感しました。
そこで得た気づき(マインドの変化)
小さな行動を積み重ねる中で、「完璧じゃなくてもいい」という考え方に切り替わりました。以前は「すべて自分で」「100%やらなければ」という思い込みが強く、それが自分を追い込んでいたのです。
たとえば半休を取ることも、外食をゼロにしないことも、以前の自分なら「甘え」と感じていました。しかし実際には「無理をしない工夫」こそが継続のカギ。自分を責めるのではなく、できたことを評価する。その視点の変化が心を軽くしました。
また「人と比べない」ことも大切でした。SNSを見ると「仕事も趣味も充実している人」が目に入りますが、それはその人の一部にすぎません。比較するよりも「昨日の自分より少し楽になれたか」を基準にすると、前に進んでいる実感を持てました。
節約と資産形成につなげた話
浮いたお金をそのまま口座に寝かせておくのはもったいないと感じ、少額ずつ資産形成に回すことにしました。私の場合は以下のように配分しました。
- 月1万円を積立NISAでインデックス投資信託に
- 会社のDC年金の拠出額を月5,000円増額
- 試しに月5,000円を仮想通貨の積立に
もちろんどれも成果は保証されませんし、増えるかどうかは分かりません。ただ「働いたお金が将来の自分を助けてくれる」という感覚が心の支えになりました。少額でも「お金に働いてもらう」ことを始めたことで、将来への不安がほんの少し和らいだのです。
制度や商品の詳細は必ず公式サイトで確認してください。私の体験はあくまで一例です。
チェックリスト:今日からできる一歩
- 平日に半休を取り、自分だけの時間を確保する
- スマホ料金や保険など、固定費を一つだけ見直す
- 外食ゼロを目指さず、週2回だけ作り置きをする
- 寝る前のスマホを控え、30分でも睡眠時間を増やす
- 「完璧でなくてもOK」と自分に言い聞かせる
- 浮いたお金を少額でも積立に回してみる
- SNSで他人と比べず、昨日の自分と比べる
まとめ
ワンオペで辛い仕事生活は、本当に心身をすり減らします。私もかつては限界に追い込まれていましたが、「小さな行動」「完璧を求めない考え方」で徐々に立て直すことができました。大きな変化は難しくても、小さな一歩は誰でも踏み出せます。
もちろん状況は人それぞれです。同じ方法がすべての人に当てはまるわけではありません。でも「一人で抱え込まず」「少しずつ整える」ことが、未来の安心感につながることは確かだと感じています。辛いときこそ、まずは小さな一歩から始めてみてください。
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