土日も仕事に追われ、心も体も限界…。私自身、40代で管理職になった頃に「土日 仕事 辛い」と強く感じていました。この記事ではそのときのリアルな体験談をもとに、どんな行動で乗り越えられたのか、そして最終的に資産形成につなげていった流れをシェアします。
当時の状況と悩み
私が最も「土日 仕事 辛い」と感じていたのは、ちょうど子どもが小学校に入学した頃でした。役職が上がり責任が増えた一方で、休日の打ち合わせや資料作成も増加。月のうち2〜3回は必ず土曜日出勤、繁忙期は日曜日まで会社に呼ばれることもありました。
生活リズムは崩れ、週に60時間以上働くのが当たり前。帰宅は夜22時を過ぎ、平日は子どもと顔を合わせる時間は10分程度。妻からも「顔を合わせる時間が短すぎて、家族の空気が薄い」と冗談交じりに言われ、内心ではかなりの罪悪感を抱いていました。
さらに体調にも変化が出ました。肩こりや頭痛が慢性化し、休日も仕事のことが頭から離れず眠りが浅い。健康診断で「血圧が高め」と指摘されたときは、さすがに危機感を覚えました。「このままでは心も体も持たない」と本気で感じたのを今でも覚えています。
お金の面でも無駄が増えました。疲れて料理する気力がなく、週末は外食やデリバリーが常態化。月に3〜4万円は余計な出費がかかり、ボーナスで埋め合わせる生活でした。「働いているのに貯金が増えない」ことも辛さを増幅させていました。
私がやったこと
すぐに転職したり、劇的に環境を変えることはできませんでした。だからこそ、日常の中で小さな工夫を積み重ねることから始めました。振り返ると「ちょっとした行動」が心と体の支えになっていたのだと思います。
行動1:思い切って半休を取る
まず取り組んだのは「金曜午後の半休」です。週末に仕事があると「休みゼロ」の感覚に陥りやすかったので、意図的に週のどこかで休む時間を作るようにしました。最初は同僚の目が気になりましたが、半日でも早く帰るだけで週末の疲労度が全く違いました。
例えば、金曜の午後に帰宅して子どもと一緒に夕飯を食べられる。それだけで「家族との時間を確保できた」という満足感が生まれました。精神的な余裕が戻ると、週末の仕事への抵抗感も少し和らぎました。
行動2:固定費を見直して残業代への依存を減らす
「働きすぎて残業代で生活を支える」サイクルを断ち切るために、家計の固定費を徹底的に見直しました。スマホを格安SIMに変えて月6,000円削減。保険も見直し、必要以上に手厚いプランを整理して年間10万円以上浮かせました。
これにより「もし残業代が減っても大丈夫」という安心感が生まれました。精神的に「残業しなきゃ生活できない」というプレッシャーから解放されたことは大きな変化でした。
行動3:休日の朝に散歩を習慣化
日曜日はどうしても仕事に引っ張られがちでしたが、朝だけは自分のために時間を取るようにしました。30分の散歩でも気持ちがリセットされます。歩きながら好きな音楽やポッドキャストを聴くと、仕事モードから一時的に距離を取ることができました。
「休日がすべて奪われている」と感じていた気持ちが、「少なくとも朝の時間は自分のもの」と切り替えられるようになりました。小さなことですが、心の持ち方がだいぶ変わったと思います。
行動4:仕事の「やらないこと」を決める
以前は頼まれた仕事を全部引き受けてしまい、結果的に休日まで持ち帰ることが多かったのですが、意識的に「やらないこと」を決めました。具体的には、会議の資料作りを1人で抱え込まず、メンバーに分担を依頼するようにしました。
自分の中で「ここまではやるけど、ここからは任せる」と線を引くことで、土日仕事に追われる時間が徐々に減りました。完璧主義を手放すことは勇気がいりましたが、結果的には大きな節約になりました。
そこで得た気づき(マインドの変化)
こうした小さな行動を重ねる中で、「休むことは悪いことではない」という考えに変わっていきました。それまでは「家族のため、会社のために頑張らないと」と思い込んでいましたが、それがむしろ自分も周囲も苦しめていたのです。
また「人と比べない」ことも大切だと学びました。SNSを見ると「休日を趣味に全力投球している人」が目に入りますが、自分の生活とは比べないようにしました。その代わりに「自分なりにできたこと」を小さく記録するようにしたのです。たとえば「今日は散歩できた」「夕食を家族と一緒に食べられた」といった具合です。
意識の転換で、「土日 仕事 辛い」という感情がゼロになったわけではありません。しかし「辛さに支配されず、折り合いをつけながらやっていく」感覚を持てるようになったのです。
節約と資産形成につなげた話
固定費を削減して浮いたお金は、そのまま資産形成に回しました。具体的には、月15,000円を積立NISA、1万円をDC年金に拠出。さらに余裕が出たときは仮想通貨を月5,000円だけ積立しました。
もちろん将来のリターンは誰にも分かりません。ただ「少しずつでもお金が積み上がっていく」実感が、休日仕事の辛さを和らげる一因になったのは間違いありません。「働きすぎても、ただ疲れるだけで終わらない」という感覚が、自分を支えてくれました。
制度や商品の詳細は必ず公式情報を確認してください。私も「金融庁のサイト」「勤務先のDC年金の案内」などをチェックしながら取り組みました。
チェックリスト:今日からできる一歩
- 金曜午後に半休を計画してみる
- 通信費や保険など固定費を1つ見直す
- 休日の朝10分だけでも外に出て歩く
- 「やらない仕事」を1つ決める
- 外食を1回減らして手料理に置き換える
- 浮いたお金を積立投資用口座に移す
- 「今日はここまで」と区切る習慣を持つ
まとめ
「土日 仕事 辛い」と感じるのは私だけではなく、多くの40代サラリーマンが直面する現実だと思います。私自身も当時は出口が見えずに苦しみましたが、小さな行動を重ねることで少しずつ視界が開けました。
大きな環境をすぐ変えるのは難しくても、「半休」「固定費見直し」「朝の散歩」など、今日からできることはあります。そして、それらの積み重ねはやがて資産形成にもつながります。
もちろん読者のみなさんの状況はそれぞれ違います。でも「辛い」と感じている自分を責めず、少しでも前に進むきっかけになれば幸いです。
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