40代のサラリーマンである私は、以前「月曜が来るのが辛い」と毎週末にため息をついていました。
日曜の夜になると気分が沈み、頭の中では「また満員電車に揺られて同じ毎日が始まるのか」と考えてしまう。そんな繰り返しが、当時の私の現実でした。
金曜日の夜は解放感に包まれますが、土曜日になるとすでに「ああ、休みもあと1日か」と思ってしまう。
そして日曜の夕方になると、胸のあたりが重くなり、何をしていても「明日からまた仕事だ」という思いが頭をよぎる。
この「サザエさん症候群」とも呼ばれる状態に、私はどっぷり浸かっていました。
月曜が辛いのは単なる気分の問題ではなく、体の疲れや心の余裕のなさ、そして将来に対する不安も重なっていたように思います。
当時の体験談:私が月曜に苦しんでいた頃
満員電車と重たい気持ち
毎週月曜の朝、駅のホームに立つときのあの重たい気持ちは、今でも忘れられません。
前の週の仕事が片付かないまま新しい週が始まり、結局「追われる」感覚しかなかったのです。
職場の雰囲気もストレスに
さらに私の部署は人員削減が続いていて、常に一人当たりの仕事量が多い状態。
月曜の朝礼で上司から新しいタスクを振られるたびに「今週もまた乗り切れるのか」と不安でいっぱいになっていました。
「いつまでこんな働き方を続けられるのか」と先が見えなくなる瞬間も多々ありました。
家族との温度差
家では子どもが「パパ、今日休み?」と聞いてくる。休めない現実と、休みたい気持ちの間で、後ろめたさまで感じてしまっていました。
「家族のために働いているのに、家族との時間を犠牲にしている」——その矛盾が私をさらに疲れさせていたのだと思います。
同僚のケースから学んだこと
私だけではありません。同期の一人は、月曜の朝になると必ず胃痛に悩まされていました。
彼は「仕事が嫌いなわけではない。でも、休む間もなく次の週が始まるのがきつい」と話していました。
もう一人の後輩は、月曜が近づくと眠れなくなり、寝不足で仕事のパフォーマンスが落ちて悪循環に。
こうした身近な人たちの様子を見て、「月曜の辛さ」は誰にでも起こり得ることだと強く感じたのです。
気づき・考え方の変化
そんな日々が続いたある時、ふと「なぜこんなに月曜が辛いのか」と考えてみました。
出した結論は「自分の生活がすべて“会社中心”になっているから」というものです。
仕事=収入の一本立ちが不安を強めていた
私は完全に「会社からの給料」に依存していました。だからこそ、仕事が辛いと人生そのものが辛く感じてしまう。
もし別の収入の柱や、将来の備えが少しでもあれば、気持ちは変わっていたかもしれないと気づいたのです。
マインドの切り替え
「月曜=地獄」と思い込むのではなく、「週のスタートをどう迎えるかは自分次第」と考えるようにしました。
小さなことですが、「月曜の朝は好きなコーヒーを飲む」「通勤時にお気に入りの音楽を聴く」など、自分なりのご褒美を取り入れるようにしました。
そうした工夫が、行動の変化につながっていったのです。
節約・資産形成につなげた工夫
月曜の辛さをきっかけに、私は「自分の人生の軸を少しずつ会社から外していこう」と考えました。
その手始めとして、家計管理と資産形成に力を入れることにしたのです。
固定費の見直しで安心感を得た
まず取り組んだのは家計の節約。通信費や保険料などを見直し、月に数万円の余裕が生まれました。
以前は「節約=我慢」というイメージがありましたが、実際にやってみると「同じサービスをもっと安く利用する」ことが中心で、生活の質はむしろ上がりました。
積立投資で“時間”を味方にする
私は少額から投資信託の積立を始めました。最初は毎月1万円だけ。
正直「これで将来が変わるのか」と半信半疑でしたが、数年続けると着実に資産が積み上がり、気持ちの余裕が生まれました。
「お金が少しずつ自分の代わりに働いてくれている」と実感したとき、会社だけに依存する危うさが和らいだのです。
(詳細は必ず各証券会社の公式ページをご確認ください)
NISAやiDeCoを活用する
当時は制度の仕組みをよく理解していませんでしたが、調べていくうちに「少額でもコツコツ積み立てる」ことが資産形成の基本だとわかりました。
私はNISAやiDeCoを使って、自分なりの将来への備えを始めました。もちろん制度の詳細は年ごとに変わる可能性があるため、必ず最新情報を確認するようにしています。
小さな副収入で精神的な支えを作る
休日やスキマ時間を使ってブログやポイント活動など、小さな副収入にも挑戦しました。
金額は大きくなくても「会社以外からお金が入る」という経験は、精神的な安心感につながります。
「いざとなれば別の方法もある」と思えることが、月曜の辛さを和らげてくれました。
友人との情報交換が刺激になった
また、同じ40代の友人とお金の話をするようになったのも大きな転機でした。
「うちはこんなふうに積み立ててる」「副業はこんな工夫をしてる」など、リアルな情報を交換することで、前向きな刺激をもらえました。
孤独に悩むよりも、仲間と学び合うほうが続けやすいのだと実感しました。
未来への備えが心を軽くする
将来のための資産形成を少しずつ始めたことで、「仕事が辛い=人生が詰んでいる」という感覚が薄れていきました。
「万一つらい状況が続いても、自分には選択肢がある」と思えるようになったのです。
まとめ:月曜の辛さは人生のサインかもしれない
今でも月曜の朝に憂うつを感じることはありますが、以前のように押し潰されるような感覚はなくなりました。
むしろ「辛さを感じたときが、生活を見直すサイン」だと思えるようになっています。
40代になって仕事や家庭の責任が重くなる中で、心身のバランスを崩す人は少なくありません。
私自身の体験から言えるのは、「月曜が辛い」という気持ちをただ我慢するのではなく、生活全体を見直すきっかけにすることが大切だということです。
小さな節約でも、副収入でも、資産形成でもいい。
未来の安心につながる一歩を踏み出せば、月曜の憂うつは少しずつ軽くなっていくと実感しています。
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