上司の機嫌悪い毎日がめんどくさい時の抜け出し方
朝、会社の最寄り駅に着いた瞬間から、「今日は上司の機嫌どうかな…」と胸が重くなる。出社して上司の顔色をうかがい、機嫌が悪そうなら一日中ピリピリ。ちょっとしたミスでため息をつかれたり、周りに当たり散らされたりして、家に帰るころにはぐったり…。そんな「上司の機嫌悪い毎日がめんどくさい」状態に、僕自身も何年も悩まされてきました。
しかも、周りも空気を読んで黙り込み、職場全体が重たく淀んでいくんですよね。気分屋の上司にどう向き合えばいいのか分からず、「これって自分のせいなのかな」「いっそ転職した方がいいのかな」と、頭の中はモヤモヤだらけだったんですよね。この記事では、そんな僕が「上司 機嫌悪い めんどくさい」と感じていた時期から、少しずつ抜け出していった過程と、その中で見つけた現実的な対処法をまとめました。
上司のイライラに振り回されないための考え方、距離の取り方や伝え方、そして本当にしんどくなった時の逃げ道の作り方まで、40代サラリーマン目線で整理しています。同じように「上司 機嫌悪い めんどくさい」と検索してここにたどり着いたあなたが、少しでも呼吸しやすくなるきっかけになればうれしいです。
- 上司の機嫌に振り回されにくくなる考え方が分かる
- 気分屋の上司との距離感や、安全な報連相のやり方がイメージできる
- 限界を感じたときの相談先・逃げ道の作り方まで整理できる
上司の機嫌悪い毎日でしんどかった問題(当時の悩み・葛藤)
僕がいちばんしんどかったのは、「仕事そのもの」よりも上司の機嫌でした。朝からイライラしている日は、こちらが何もしていなくても冷たい態度、ため息、書類を机にドンッと置かれる…。そんな日が続くと、自然とまわりも口数が減り、職場の空気が重たく淀んでいくんですよね。「今日は何も起きませんように」と祈りながら一日を過ごす感じです。
特に辛かったのは、「自分が原因なのかどうか分からないこと」。上司のプライベートのイライラをぶつけられているのか、仕事のミスなのか、判断がつかない。気分屋の上司との距離感もつかめず、「次は何で怒られるんだろう」と常にビクビクしていました。家に帰っても上司の顔が頭から離れず、「このまま定年までこんな毎日なのかな…」と、暗い妄想ばかりしていた時期があります。
上司の機嫌が悪い日々の具体的出来事(数字・頻度)
具体的に振り返ると、上司の機嫌が露骨に悪い日が週3回くらいはありました。朝礼の時点で椅子にふんぞり返り、誰かが発言すると舌打ちやため息。月に4〜5回は、明らかに八つ当たりと思える怒り方をされ、「その言い方はさすがにキツい」と感じる場面も多かったです。
例えば、提出期限を守って出した書類でも、上司の機嫌が悪い日に当たると「なんで今出すんだよ」「優先順位おかしくない?」と強い口調になる。逆に、同じことを別の日にやっても「OK、助かる」と言われる。この基準のブレが、じわじわと精神を削っていきました。「今日は当たり日かハズレ日か」という、ガチャを引いているような日々だったなと思います。
上司の機嫌悪い状態が心身・習慣に与えた影響(時間・回数)
影響は、仕事の時間以外にも広がっていきました。寝る前にその日の会話を思い出してしまい、ベッドに入ってから眠りにつくまで1〜2時間はモヤモヤを反芻していました。休日も、ふとした瞬間に上司の顔が浮かんでしまい、心が完全にオフにならないんですよね。
気づけば、スマホのメモには「今日怒られた回数:3回」「今日ため息つかれた回数:5回」みたいな記録が残っていました。残業時間も、上司の機嫌をうかがいながら仕事のタイミングをずらしていた結果、月20時間→30時間と増加。帰宅後は疲れ切っていて、家族との会話も少なくなり、自分でも「このままじゃまずいな」と感じていました。
「いつもつらい」と感じる時期は、まず週1回だけでも良いので、上司の機嫌や自分の体調をメモに残しておくと、後から客観的に振り返りやすくなり、相談の場でも役立ちやすいかなと思います。
上司の機嫌悪い毎日から抜け出すために試した行動(工夫)
そんな状態から少しずつ抜け出すために、僕がやってみたことは大きく分けて3つです。「上司の機嫌をコントロールする」のではなく、自分の心と行動の守備範囲を決めるイメージに切り替えました。最初の1〜2か月はうまくいかない日も多かったですが、試行錯誤するうちに、だんだんと心がラクになっていった感覚があります。
なお、ここでは僕の体験ベースで書いていますが、「我慢して耐えろ」という話ではありません。あまりにひどい場合は、後で紹介するような公的機関や専門家への相談も選択肢になります。その前段として、「日常の中でできた工夫」として読んでいただければと思います。
上司との向き合い方については、上司の具体的な指示がない時の対処法をまとめた記事でも、別の角度から整理しています。言葉が足りない上司に振り回されている方は、あわせて読んでもらえるとヒントが増えるはずです。
また、「そもそも上司が仕事をしていないのでは?」と感じた時期には、上司が仕事しないと感じたときに試した行動という記事も書きました。マネジメント放棄に近いケースで悩んでいるなら、そちらも参考になるかもしれません。
| 工夫 | 頻度・期間 | ねらい |
|---|---|---|
| 機嫌ログをつける | 週5日・3か月 | 「パターン」を把握して距離感を調整 |
| 報連相のタイミングを固定 | 1日2回・2か月 | 「いまいい?」を減らしイライラを避ける |
| 職場外の相談先を確保 | 月2回・半年 | 一人で抱え込まない逃げ道づくり |
※頻度や期間は、当時の僕自身の実績ベースです。
全部を一気に変えようとするとしんどくなるので、まずは「機嫌ログを1日1行つける」など、所要時間5分以内の行動から始めると、挫折しにくくておすすめかなと感じています。
上司の機嫌悪い職場で実感した結果(変化と効果)
劇的にすべてが解決したわけではありませんが、半年ほど続ける中で、数字として分かる変化と、気持ちの変化の両方が出てきました。特に大きかったのは、「上司の機嫌=自分の価値」という思い込みが少しずつ薄れたことです。
機嫌ログのおかげで、「雨の日は機嫌が悪くなりやすい」「月末・締め日前はイライラしがち」などのパターンが見えてきて、「これは自分のせいじゃないな」と判断できる場面が増えました。その結果、「今日は近づきすぎない」「今日は割り切って事務作業を進める」など、自分の側の戦略を取れるようになったのが大きかったです。
上司の機嫌悪い職場で起きた定量変化(%/回数/時間)
数字で見ると、小さいようでいて無視できない変化がありました。まず、「理不尽だな」と感じる怒られ方をした回数が、月5回前後→月2回程度まで減りました。こちらからの報連相のタイミングを固定したことで、上司のイライラに巻き込まれる場面が減ったのだと思います。
残業時間も、上司の機嫌に振り回されていた時期は月30時間前後まで膨らんでいましたが、半年後には月20時間程度に戻りました。時間にすると月10時間、年に換算すると約120時間分のゆとりです。この時間を、睡眠や家族との会話、自分の勉強に少しずつ回せるようになりました。
上司の機嫌悪い環境で感じた定性変化(感情・関係性)
感情面では、「毎朝会社に行くのが憂うつ」というレベルから、「まあ、なんとかなるかな」くらいには戻せました。完全に気にならなくなったわけではありませんが、「今日は上司の機嫌が悪い日だな」と感じても、自分の中で心の距離を1メートルくらい引くイメージが持てるようになりました。
また、機嫌ログを取っていたことをきっかけに、同僚とも「最近あの人ピリピリしてるよね」と話せるようになりました。一人で抱え込まず、「自分だけの問題じゃなかったんだ」と分かったことで、孤立感がかなり軽くなったと感じています。
成果を実感しにくいときは、「怒られた回数」「残業時間」「寝つくまでの時間」など、1〜2項目だけでも数字で記録しておくと、3か月後に振り返ったときに変化を見つけやすくなると思います。
上司の機嫌悪い環境でも自分を守る学びと仕組み化
この経験から学んだのは、「上司の機嫌を変える」のではなく、自分の心と行動を守る仕組みを持つことの大切さでした。気分屋の上司は、残念ながらどこの職場にも一定数います。職場を変えても同じタイプに当たる可能性はゼロではありません。
だからこそ、「また同じような人に当たっても、前よりはマシに付き合える自分」を作っておくことが、長い会社員生活では大事だと感じています。ここでは、僕なりに整理した判断基準とセルフチェックをまとめておきます。
上司 機嫌悪い めんどくさいと感じたときのセルフチェックと仕組み
僕が意識しているのは、だいたい次のようなポイントです。
- 上司の機嫌が悪い日を「自分のせい」と決めつけず、まずは3回分だけ様子を観察してから判断する
- 「今日は近づかない日」と決めたら、雑談や余計な相談は後回しにして、事務作業やメール整理に徹する
- 週に1回15分は、自分の感情をノートに書き出して、「何がいちばんしんどいのか」を言語化する
- 「夜に2日連続で眠れない」「胃痛が1週間以上続く」など、体のサインが出たら医療機関や公的窓口も視野に入れる
- どうしてもつらいときは、40代サラリーマン向けの公的機関リンク集などから、公的な相談窓口や専門家の情報をチェックする
「自分が悪いのか、相手が悪いのか」を白黒つけたくなる気持ちは自然ですが、まずは3〜4週間だけでも「観察モード」を挟むと、感情に流され過ぎずに次の一手を考えやすくなると感じています。
上司 機嫌悪い めんどくさいと悩む人のQ&A
Q1. 上司の機嫌が悪い毎日がめんどくさいとき、まず何をすればいいですか?
いきなり上司を変えようとするより、自分の状態を整えることから始めるのがおすすめです。具体的には、上司の機嫌が気になった場面と、自分のしんどさを感じた場面を、1日1行で良いのでメモしてみてください。1〜2週間分たまると、「どんなときに一番つらいのか」「本当に毎日なのか」が少し見えてきます。そのうえで、距離を取る日・割り切って話す日など、自分なりのパターンを決めていくと負担が軽くなりやすいです。
Q2. 上司のイライラがひどくて職場の空気が重いとき、周りに相談してもいいですか?
同じ部署のメンバーも、「なんとなく変だな」と感じていることが多いです。信頼できる同僚に、事実ベースで共有してみるのは一つの方法だと思います。ただし、「あの人最悪だよね」と悪口大会になると、かえって自分もしんどくなりやすいので、「こういうことが週3回くらいあって困っている」といった回数や状況に絞った話し方を意識すると良いかなと思います。
Q3. 気分屋の上司が怖くて、転職や異動を考え始めています。逃げても良いのでしょうか?
「逃げてもいいのか」と迷う気持ちはよく分かりますが、自分の心身を守ることは何より優先度が高いと感じています。僕自身も、限界が近いと感じたときには、社内異動や転職サイトの情報収集を始めました。「いざとなったら別の道もある」と分かるだけで、メンタルのクッションになります。ただし、条件面や将来を含めて判断が難しい場合は、キャリア相談やハローワークなど、第三者の意見を聞きながら慎重に検討するのが安心だと思います。
Q4. 上司の機嫌が悪い日は、自分のせいだと感じてしまいます。どう考えればいいですか?
僕も長い間、「全部自分のせい」思考にはまり込んでいました。ただ、機嫌ログを取ってみると、天候や締め日、他部署とのトラブル後など、こちらに原因がないタイミングでイライラしている日が多いことに気づきました。もちろん、自分のミスで怒られる日もありますが、「今日はプライベート要因っぽい」「今日は自分のミスだな」と、状況を分けて考える癖をつけると、「全部自分が悪い」という感覚からは少し離れやすくなると思います。
Q5. 上司の態度がパワハラかどうか判断できません。どこに相談すればいいですか?
パワハラかどうかの線引きは難しく、自分だけで判断しようとすると余計に追い詰められてしまうことがあります。会社に相談窓口や産業医がいれば、まずはそこで相談するのも一つです。また、厚生労働省は、働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト「こころの耳」や総合労働相談コーナーを案内しています。詳しくは厚生労働省の公式サイトも参照して、匿名で相談できる窓口などを確認してみてください。
Q&Aを読んで「自分も当てはまる」と感じた項目が2〜3個あれば、一人で抱え込まず、社内外どちらでも良いので相談先を1つ以上確保しておくと、いざというときの心理的な安心材料になると思います。
上司の機嫌に振り回されないためのチェックリスト/ステップガイド
最後に、「明日から何をすればいいか分からない」という方向けに、7つのステップとしてまとめておきます。全部を完璧にやる必要はなく、できそうなところから1つずつで十分です。
- 1週間だけで良いので、「上司の機嫌が気になった場面」を1日1行メモする
- 「本当に毎日なのか」「週◯回なのか」を、メモを見返してざっくり把握する
- 機嫌が悪そうな日は、報連相の回数を1日2回くらいに絞り、タイミングを決めておく
- 週1回15分、ノートかスマホで「自分がいちばんしんどかった瞬間」を言語化する
- 信頼できる同僚か家族に、事実ベースで状況を共有し、「一人で抱え込まない」状態を作る
- 体調不良(眠れない・胃痛など)が1〜2週間続く場合は、医療機関や公的窓口の情報を調べておく
- 社内異動・転職・休職など、自分が取り得る選択肢を書き出し、「最悪ここまでやる」というラインを決めておく
上司 機嫌悪い めんどくさい毎日から抜け出すまとめ
「上司の機嫌悪い毎日がめんどくさい」という状態は、決して甘えではなく、心と体にじわじわダメージを与える状況だと感じています。僕自身、上司 機嫌悪い めんどくさいと検索しながら、どうにかこのループから抜け出したいと何度も思いました。
この記事で書いたのは、「上司を変える魔法」ではなく、自分の守備範囲を決めて少しずつ楽になっていくプロセスです。機嫌ログをつける、報連相のタイミングを決める、職場外に相談先を持つといった小さなステップでも、3か月〜半年続けることで、感じ方や行動は少しずつ変わっていきます。
完璧を目指す必要はありません。まずは、この記事で気になったステップを1つだけ選んで、今日か明日から試してみてください。小さな一歩の積み重ねが、「上司の機嫌に人生を支配されない自分」への近道になるはずです。
行動に移すハードルを下げるために、「今日やることリスト」を1つだけに絞り、終わったら小さなご褒美を用意しておくと、3週間程度は続きやすくなると感じています。



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