無能だと感じて仕事が辛い30代を乗り越えた体験談

仕事

「自分は無能なんじゃないか…」そんな思い込みに苦しみ、仕事が辛いと感じていた30代前半の私。この記事では、当時のリアルな状況や気持ちの揺れを正直に書きます。そして小さな行動を積み重ねることでどのように気持ちが変化し、結果的に節約や資産形成にもつながったかを体験談として共有します。今まさに「仕事が辛い」と感じている方に、少しでもヒントになれば幸いです。

当時の状況と悩み

30代に突入した頃、私は営業職に就いていました。チームのメンバーは順調に成果を上げているのに、私は数字を達成できない月が続きました。月間ノルマは売上1,000万円。しかし、私が達成できたのは700〜800万円ほど。会議の場で上司から「何でできないんだ」と詰められることもあり、そのたびに心が折れていきました。

毎朝、出社前の電車に乗るだけで胃が痛み、休日も心が休まらない。妻や子どもと過ごす時間もどこか上の空で、家族の笑顔が素直に受け取れませんでした。特に辛かったのは、「自分は無能で、社会に必要とされていないんじゃないか」と思い込む時間が長くなってしまったことです。

さらに家計も厳しく、手取り月25万円のうち、家賃8万円、住宅ローン5万円、食費6万円、通信費1万円、その他雑費でほとんど残らず。クレジットカードの引き落とし日に残高不足になりそうで、毎月のように胃がキリキリしました。心の不安とお金の不安がダブルで押し寄せ、精神的にも肉体的にも限界を感じていました。

私がやったこと

「このままでは倒れてしまう」と思い、私は大きな変化ではなく小さな行動から始めました。無理に頑張らなくてもできることを一つずつ積み重ねることが、自分を助ける方法だと気づいたのです。

行動1:上司への相談と半休の活用

勇気を出して上司に「正直、仕事が辛い」と相談しました。意外にも上司は「お前だけじゃない」と言い、業務の優先順位を整理してくれました。さらに「半休を使ってもいい」と提案してくれたので、月に2回は平日の午後を休みに。昼間に喫茶店でぼんやり本を読むだけでも、頭の中のモヤモヤが少し晴れました。

行動2:固定費の見直しで安心感を得る

「無能だ」と悩む背景には、お金の不安もありました。そこで最初に取り組んだのが固定費の見直しです。大手キャリアのスマホを格安SIMに乗り換えたら、月8,000円が3,000円に。年間で6万円以上の節約になりました。また、使っていなかったサブスクを3つ解約し、さらに月3,000円浮きました。

目に見えて支出が減ったことで、「自分でもコントロールできることがある」と実感し、少しずつ前向きな気持ちを取り戻せました。

行動3:睡眠リズムと運動習慣を整える

夜遅くまで残業し、家に帰ってからもスマホをいじり、寝不足のまま翌朝を迎える。そんな生活が続いていましたが、思い切って23時就寝・6時起床を意識しました。朝の時間を利用して近所を20分だけランニングすると、不思議なほど気持ちが軽くなりました。

体を動かすと脳がリフレッシュされ、仕事中の集中力も向上。「無能」という思い込みが少しずつ薄れていったのは、この習慣が大きかったと感じています。

行動4:自分の得意な業務に集中する

営業で数字を出すのは苦手でしたが、資料作成や分析は得意でした。そこで上司に相談し、チーム全体の営業資料の整備を担当。直接売上を作るわけではありませんが、「役に立っている」と実感でき、自信が戻ってきました。苦手を無理に克服するより、得意を伸ばした方が心も楽だと学びました。

そこで得た気づき(マインドの変化)

これらの行動を通じて、私は「無能=価値がない」という考え方が間違いだと気づきました。人には得意不得意があり、チームとして補い合うことで成果が出るのだと理解できたのです。

また、他人と比較するのをやめ「昨日の自分より少し良くなったか」を基準に考えるようになりました。そうすると、ほんの小さな進歩でも自分を認められるようになり、気持ちが前向きに変わりました。

さらに、ルーティン化の効果も実感しました。朝のランニング、週1回の半休、家計簿アプリの入力。この3つを軸に生活を整えると、余計な迷いが減り、ストレスが軽くなりました。

節約と資産形成につなげた話

浮いたお金は消費に回さず、「未来の自分のために使おう」と決めました。具体的には以下のように分けています。

  • 積立NISA:毎月5,000円を投資信託に積立
  • DC年金:会社の制度を活用して毎月3,000円を上乗せ拠出
  • 仮想通貨:興味本位で毎月2,000円だけ積立

将来のリターンは分かりませんが、ただ「無駄遣いして消えていたお金」を「未来の資産」に変える行為自体が自信につながりました。制度の詳細や税制の仕組みは公式情報を必ず確認するようにしています。

チェックリスト:今日からできる一歩

  • 辛い気持ちを我慢せず、上司や信頼できる人に一度相談する
  • 半休や有休を活用し、自分だけの休息時間を作る
  • スマホ料金や保険など、固定費をひとつだけ見直す
  • 家計簿アプリで1か月の支出を可視化する
  • 23時就寝・6時起床など、睡眠リズムを整える
  • 軽い運動(ランニングや散歩)を習慣化する
  • 浮いたお金を少額でも資産形成に回す

まとめ

30代で「自分は無能だ、仕事が辛い」と悩んでいた頃、私は本当に出口が見えませんでした。でも、固定費を見直したり、半休を取ったり、朝に走ったりと、小さな行動を重ねるうちに気持ちが変化し、「自分もまだやれる」と思えるようになりました。

読んでいるあなたの状況は私とは違うかもしれません。ただ、もし少しでも「辛い」と感じているなら、まずは小さな一歩で構いません。その一歩が積み重なれば、気持ちも生活も少しずつ前向きになります。そして浮いたお金や時間を未来のために活かせたら、将来への安心感も得られるはずです。

免責事項:本記事は筆者の体験・考え方の共有であり、特定の金融商品の勧誘・推奨を目的とするものではありません。将来の成果は保証されません。制度・税制・手数料等は変更され得るため、必ず最新の公式情報をご確認の上、ご自身の判断でご利用ください。必要に応じて税理士・FP等の専門家にご相談ください。

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